映画見たよ

ベリーベスト太郎です。



スタンリー・キューブリック作「2001年宇宙の旅」を見ました。


見ている中でいろいろ驚きがあったので、ここに観賞の記録として残しておこうと思います。



驚きその①ー斬新な始まりー

冒頭、大音量の不気味な音とともに真っ暗な画面が3分近く流れました。


バグか何かかと思い、GoogleChromeを一度閉じて再度再生しましたが、

治らなかったので自分の頭がおかしくなったかと勘違いしました。


おかしかったのはキューブリックの芸術性の方でした。



驚きその②ーディスカバリーチャンネルも楽しめるー

リヒャルト・シュトラウスの「ツァラトゥストラはかく語りき」とともにタイトルが表示され終わると、

人間みたいな猿(人類の祖先)の群れの生活が映されます。


これが30分も流れるので、間違ってディスカバリーチャンネルを再生してしまったかと思いました。


ちなみに、この30分でこの映画のテーマのすべてが描かれるので、ここで見るのをやめても大丈夫です。



驚きその③ーキューブリック”渾身”かつ”自慢”のすっごい撮影手法ー

2001年宇宙の旅といえば、その撮影手法といえるでしょう。


作品がつくられたのは1970年ごろ、まだCGなんてものがなかった時代に

無重力空間を表現しようとする試みには脱帽です。


50年たった今でも色あせていません。


ただ、よっぽどこの撮影手法を気に入っているのか、

劇中何度もこの手法を見せるためだけの映像が流れます。


事あるごとにその手法のための画角になり、俳優たちが魂が抜けたような表情で壁を歩く。


しつこい。


例えるなら、幼稚園児が一度ウケたギャグを1日中繰り返すのに近いです。



以上が主な驚きです。


他にも、物語の構成が「起起起起起承承承承承承承転結」だったり、

「結」が「結??」だったりと現代商業映画に染まりきった私には刺激の強い点が多かったです。



ここまでいろいろと文句をいってきましたが、最後に良かった点も書き残しておこうと思います。


それは、色々な作品のオマージュの元ネタを知れたことです。


これで今後映画を語るときに、

「あ~、あのシーンって2001年宇宙の旅のオマージュだよね」

とドヤ顔ができるようになりました。




















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