日本語のふとした疑問① ”が”と”を”の違い
ベリーベスト太郎です。
「焼き肉が食べたい。」
「焼き肉を食べたい。」
この違いって何だろう。
どちらも焼き肉を食べたい気持ちが伝わる文章だけれど、
かすかにニュアンスが違うような気がする。
個人的な感覚としては、”が”の方はふと思い立ったようなニュアンスがあって、
”を”の方は数ある選択肢の中からそれを選んだようなニュアンスがあるような気がします。
ネットでざっくり調べてみると、”が”は自発的な願望・欲求のニュアンスを含み、
”を”はその欲求の先の行動を起こそうとするニュアンスを含むみたいです。
なんと自分の感覚と大まかに同じような説明でびっくりです。
今まで日本語の文法なんて勉強したことなんてないのですが。
ましてここまで細かいニュアンスについては、
考えたことどころか意識して話したことすらないのに。
これがネイティブスピーカーだけが有する感覚ってやつなんでしょうか。
ただ、”が”と”を”の違いについてはなんとなくわかったけれど、
例えば日常会話では”が”も”を”も使用せず、「焼き肉食べたい」と言う場合がある。
この場合、私は「”が”的な食べたい」と「”を”的な食べたい」のどちらの意味で発しているんだろうか。
それともこの場合はまた別のニュアンスを含むのだろうか。
日本語のなぞはさらに深まるばかり。
【参考】
「対象を表す「が」と「を」の意味役割と機能」(王 亜新, 東洋大学人間科学総合研究所紀要 第7号 195-208, 2007)
https://www.toyo.ac.jp/uploaded/attachment/802.pdf
「■[が]と[を]の使い分け」(丸山 有彦, my コンテンツ工房|業務コンサルタント 丸山有彦リーダーのためのコンテンツ,2014)
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