貸借対照表の読み方
お疲れ様です。 育成社員のNです。 税理士試験の勉強ではありませんが、 会計の本当の初歩の講義を受けてきました。 そこで驚いたのが 貸借対照表 の説明です。 「貸借対照表は会社の財政状態を表すものです。 資産は、現金などがいまいくらあるのか。 つまり増えたら良いものです。 負債は、借金などがあるかです。 つまり増えたら良くないこと。 純資産は、いまは考えなくて大丈夫です。」 こんな説明でした。 本当にゼロ知識の方が聞いたら 「そうなんだ」 と素直に受け止めるでしょう。 たしかに 会計学の歴史を辿れば 積極財産、消極財産という捉え方は 間違っていないかもしれませんが、 もはや信用取引が当たり前の時代なのですから 負債=良くないもの という教え方はどうなのだろうなと感じます。 それ以前に、 良いか悪いかといった 主観的なものさしで判断するとなれば 実務で困ることは明白です。 良くないものであれば、 負債は出来る限り少ないことが正常なのでしょうか。 借金といえども 事業継続のために借りる消極的な借金もあれば、 事業投資を行うための積極的な借金もあります。 また、買掛金のように 事業規模の拡大に比例して 大きくなるものもあります。 財務諸表論に合格して 会計学の勉強から離れて1年は経ち、 徐々に覚えた定義や基準が薄れていますが 改めて、 自分が業務で携わるもの、 お客様に説明を求められるであろうものは キチンと説明できるようになろう と思うキッカケになりました。 それでは、おつかれ様です。 ▼次の記事「最近」 ▼前の記事「甘いしょっぱいのループ」